ずっとモヤモヤを抱えてきた過去
中学生くらいからか、人の言動に敏感で、悪い空気にしたくなくて
言いたい事が思うように言えず。
いつしか、あまり自分からは発せず、人の話ばかりを聞くように。
(なんでそんな風に考えるのだろう…)
(言い返さない私やから言えるんかな…)
(人によって、態度を変える人なんやな…)
(場によっていい顔する人なんやな…)
(私の話も聞いてほしいな…)
モヤモヤモヤ。
(心許して話せる人と出会いたい…)
ずっとずっと、思っていました。
あまり心の内を話さず、安定した雰囲気を望むからか、周囲からは
「いつもニコニコして悩みなさそう」
と言われたり。
私も悩むし、怒るし、腹立つし。
けど、それは言えなかった。
穏やかな雰囲気でいることを望みつつ、自分の心は荒れ模様。
心の内は、納得できない気持ちでいっぱい。
今思えば、そんな心の状態では、心許して話ができる人に出会えるはずもない。
悩み、怒り、イライラ…
そんな感情を抱きつつも、
「そんな風に考えるのは良くない事だ」
と、1番の理解者であるべき自分が
自身の思いを否定していました。
からだからのサインに興味がなかった
30代半ばになると、様々な不調が出だしました。
顔(特に頬)が酷く荒れ、赤く熱を持ち、夜中に掻きむしり
時には滲出液が出てカピカピに。
顔なので隠せず、けれど仕事にいかなければならない。
会う人皆に「どうしたん!?」と驚かれ、「かわいそうに…」と同情される日々。
肌もメンタルもボロボロ。
ずっと家に籠もっていたかった…。
病院で出された薬を塗っても、塗らなくなるとまたぶり返す。
お肌の改善に良いと言われる化粧水やオイル、炭酸水、酸性水、漢方クリーム…色々試しました。
それは何年も続きました。
肌は腸の鏡。
今思えば、腸がからだに不調サインを送ってくれていたのに
私はそのサインに気がつけず
何年も目に見える外からのアプローチに懸命だったのです。
腸の病気
息子がいます。
本質は、お茶目で人を笑わせる事が好きな優しい子。
けれど、私と同じく周囲の環境に敏感。そしてこだわりがとても強く頑固。
小学生後半、学級崩壊から心の不調が出だし、入院することも。
中学では、周囲と気持ちのぶつかり合いが増え、学校へ行けなくなってしまいました。
「学校へ行くことが当たり前」と考えていた私達夫婦は、行かそうと必死でした。
当時の息子の本心そっちのけで、良かれと思うことばかり押し付けてしまっていました。
ぶつかって、色んなこと試して、たくさん泣いて。正解が分からない。
教えてほしくて色んな先生に頼りました。
自分達だけがジタバタして、肝心の子供の心は置き去りだったんだな…。
冷静な今はそう感じます。
高校生で、腸の難病に。
なんで、どうして。
息子も私達もこんなに頑張っているのに。
「吐き出せなかった感情はおなかにたまる」ということを
息子から痛感させられたのです。
はじめての腸セラピー
息子の腸の病気や私の肌荒れのこともあり、腸に関してはずっと気になり関心がありました。
そんなある日、「チネイザン」というおなかにアプローチする腸セラピーがあることを知ります。
「出し切れていない感情はおなかにたまる」
おなかにやさしいタッチで、心もからだも変わっていく…
(チネイザン…)不思議な響きに惹かれた感覚は忘れません。
程なく不思議なご縁があり、名古屋で数ヶ月待ちの腸セラピーサロン「Cocokara」ではじめて腸セラピーを受けることに。
おなかへの優しいタッチのセラピー中、ふわふわと、半分起きているような眠っているような不思議な感覚のなか、過去の辛い記憶が蘇ってきました。
(もう自分の中では終わった事、気持ちの踏ん切りもついている…)はずのことでした。
その時は、
「終わったことやのに、なんで…」
と悲しい気持ちだったのですが、なぜかそのあとはスッキリ。思い出しても辛くない。
出し切れていなかった感情が、からだのお外に出せたような。(なんだろう…これは。)
言葉で表現できない、腸セラピーの不思議な感覚でした。
次々と起こる私の変化
1ヶ月ペースで腸セラピーを受け続けるうち、私の心とからだに次々と変化がありました。
☑️言えずにモヤモヤしていた気持ちを少しずつ口に出して言えるように
☑️思いが言えるようになり、周囲に共感してもらえる機会が増えた
☑️イライラすることが減り、穏やかな気持ちでいることが増え自分を大切にする時間が増えた
☑️物の捉え方が変わり、職場関係がスムーズに
☑️不満、心配事が大きく頭を占めなくなり身内と良い関係を保てるように
☑️仕事環境や家族の関係性も良くなり、過ごしやすく楽しく感じられる事が増えた
☑️穏やかな気持ちでいられる事が増え、人に優しくできる余裕がもてた
☑️気持ちが上向き、興味あることに取り組む意欲が湧き、今がとても充実している
☑️自身の身体の状態に興味を持て、肌のゆらぎが穏やかに、お腹の張りが減り質の良い便に
気がつけば、何だか自分やまわりが良い感じ。
私の長年のモヤモヤを消し去ってくれた腸セラピー。
そんな腸セラピーが自分の手でできるようになりたい!!
同じ悩みを持つ方に、悩みを手放し「自分もまわりもいい感じ」になっていただきたい!
セラピーを受け続けることで得た自身の変化を実感し、そう感じたのです。
こんな方々のお力になりたい!
私は腸セラピーを受ける内、物の捉え方が変わり、心とからだがどんどん変化しました。
そして「腸セラピーができるようになりたい!」と、自分のやってみたいを信じ学び始めました。
名古屋で数か月待ちの腸セラピーサロン「Cocokara」で自身もセラピーを受けつつスクールに通うこと一年以上。
学びは、手技にとどまらず、チネイザンのベースとなる東洋医学の考え方から、生理学、解剖学を交えた内容の濃いものでした。
期間中ご協力頂いたモニター様から心と体の様々な感想を頂きました。
☑とても大切にされている感覚が伝わってきた
☑自分に目を向ける大切さに気付かせてもらった
☑おなかの張りが楽になり、便秘がちがするりと出た!
臨んだ最終試験に晴れて合格し、腸セラピストとして活動しております。
そして今。
お客様のおなかに触れ続けて感じたことがあります。
「ご自分以外の大切な人を大事にすることに一生懸命で、ご自身の気持ちを後回しにしている方」がとても多いこと。
そんな方々に
「極上の癒し時間やった〜」
「大切にされてる感覚が伝わってきた!」
と言って頂け、心が震えました。
私は、そういった方々の力になりたい…!
自分の気持ちを大切にできるようになり、私の心とからだが変わったように。
さいごに
腸セラピーを受けて、私は少しずつ自身の物の捉え方が変わり
置き去りになっていた自分の思いに気が付き
自分を大切にできるようになっていきました。
自分を大切にできるようになれたからこそ
自身にとって大切な周囲の人も心底大事にしたい
と心から思うようになれました。
自分が幸せを感じる事ができ、ご機嫌でないと
人を大切にすることはとても難しいと感じたのです。
日頃、自分以外の大切な方を大事にすることに頑張り続ける女性の
思いをつむぎこころを緩めてもらいたい。
ご自身を癒やすことだけに向けた時間をお過ごし頂き
笑顔と元気をお持ち帰りいただけるような、そんな場所であり続けたい。
行きつ戻りつしながらも、私が少しずつ、変わったように。
気がつけば、ちょっとずつ心もからだも前に進み
自分も周りも「なんか良い感じ」になってほしい。
頑張れない時も、頑張れちゃう時も。
やさしくおなかに触れることで、心と身体を今よりもっと前に
進める為のあなたの伴走者でありたい。
私の長年のモヤモヤを
徐々に消し去ってくれた腸セラピーに
縁を繋いでくれた方
出会ってくださった方々
そして
これから出会って下さる方々
これからの私に
無くてはならない存在です。
どうか
あなたに、お会いできますように。
心紬(こころつむぎ) 清水まき